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■ぼくらは戦争を待っている(ログ)

2002/11/05から2003/08/15まで連載するも、Lycosサーバの消滅とともに終了した日記またはエッセイ(小論文)。



■エッセイ[ Issues ]

2003年08月15日までの日付けのエッセイはLycosダイアリーで連載した“ぼくらは戦争を待っている”からの転載、それ以降の日付けのエッセイは新作になる。

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すべてのエッセイ[ Issues ]は→ こちら
【文芸・その他】[ Review/and Others ]は→ こちら
【文明・思想】[ Civilization/Ideology ]は→ こちら
【外交・地政学】[ Diplomacy/Geopolitics ]は→ こちら


ぼくに死すらも死ではない絶望が訪れて。
【文芸・その他】明日、自殺する君へ

■2004/03/14(日)“永遠なるもの”
吸い殻のたまった、灰皿の上に、つなげて立てた灼けかけのタバコ、背後の煙突にぼやけてかぶる、それがぼくの金字塔。

■2005/04/04(月)成功と失敗は同義である
発明王エジソンが、白熱電球の実用化に向けて収集した、フィラメント用の炭素繊維の数はおよそ6000といわれる。


君の眼に映るオレだけが本当に必要とされる人としてのオレだった、と。
【文芸・その他】ブギーポップ・レビュー

■2003/07/27(日)ぼくのなかの必然性に従って、ぼくはブギーポップをレビューする。
すべての創作物は自己表現である点において私的なものである、とぼくは思う。技巧の限りを尽くしてなお、むしろ技巧の限りを尽くすからこそより己の感情が表出される。

■2003/07/28(月)“僕は自動的なんだよ”
「僕は自動的なんだよ(43ページ)」と、語るブギーポップは世界の危機に連動してあらわれた。では、世界の危機とはなんだったのだろう。

■2003/07/29(火)四月に降る雪、または君は僕に嘘をつく
2作目となるこの作品は決して傑作ではない。全体として重苦しく、読み進めても前・後編に及ぶ分量が冗長に思えてしまう。それはなぜかといえば、物語の始めに物語が終わっているからである。

■2003/07/30(水)希望という名の不安
あらゆる災厄が飛び出した後で、パンドラの箱に唯一残ったのが希望。けれど開けて見ることも、触れることも、確かめることもできないそれはいつしか人の心のなかの不安に変わって・・・。

■2003/07/31(木)だれもが心に持つ黄金
今回の真夏の夜の夢の舞台は、真冬の朝に悄然と建つムーン・テンプル。死者である寺月恭一郎の名を冠したこの塔が、彼の遺言状となった。

■2003/08/01(金)一匹の虫
トータル・コンセプトのアルバムのように、冒頭の曲のリプライズで終わるこのアンソロジーは、レクイエムを兼ねた設定資料集というわけだ。

■2003/08/02(土)“アイ、スクリーム”
ブギーポップ・シリーズの第6作目。前作、歪曲王(夜明けのブギーポップはアンソロジーなので除外)で、黄金へと変わったために忘れられた歪みとは、忘れられているだけで、なくなっているわけではないのではないか。

■2003/08/03(日)運命の非可逆性を生きる
エンブリオの能力は、人の秘めたる可能性を引き出す。しかし、人が「自分の中の可能性と格闘するために生きている(浸蝕76ページ)」のならば、人が可能性を可能ならしめたとき、人の格闘は終わりを告げ、死を迎える。

■2003/08/04(月)原点に還る
カバーにある作者コメントによれば、この作品は、『ブギーポップは笑わない』よりも以前に第一稿が書かれている。

■2003/08/05(火)突破したあとに
ブギーポップ・シリーズのテーマはコミュニケーションについて、またそこから来る心の欠落・痛み・歪みについてであった。これらが、エンブリオの力を借りて突破しえたあとに、作者には書くべきことはなくなってしまった。

■2003/08/06(水)皮肉に満ちた運命を
未読の方に断っておくと、デュアル文庫の「少年の時間」に収められている短編であるので、ご一読を。今回の主人公マイロー・スタースクレイパーが戦う舞台は、虚空牙によって、滅亡の一歩手前に陥ったコロニー群である。

■2003/08/07(木)我が心を灼きつくす運命
『冥王と獣のダンス』『僕らは虚空に夜を視る』を経て、久々のブギーポップ・シリーズの新作となった本作は、単純にエンブリオの続編とみなすと、テーマとしてのつながりが不透明になる。

■2003/08/08(金)“すみれを咲かせよ”
夜の果てを視るように、心の闇にすみれを咲かせよ(11ページより)それは、あなたとあなたの世界を救う騎士を呼ぶ声。それはまた、あなた自身が語るべき心を開くまじないの声。

■2003/08/09(土)ふたたび世界の中心で
この物語は、「パンドラ」後の「パンドラ」で、寺月恭一郎の迷惑きわまる遺産相続で、そいつは「三つ目が通る」のボルボックみたいな球根で、しまいに炎の魔女までしゃしゃり出てファイヤーダンスを踊るって話で、そのターンテーブルにはボトム・ロックが鎮座ましますって訳だ。

■2003/08/10(日)ファントムの肖像
「ブギーポップは笑わない」、このアニメで使われるサントラの音楽ジャンルは一言でくくると、テクノ・ミュージックと言えるだろう。もちろんインディーズ・シーンの音楽なのでかなりクロス・オーバーしていて、明確な区別はむずかしいが。

■2003/08/11(月)無言の肖像
このディスクには、ブギーポップ・シリーズのテーマ曲であるワーグナーの楽劇ニュルンベルクのマイスタージンガー第1幕への前奏曲が収められている。

■2003/08/12(火)傷心の肖像
映画『ブギーポップは笑わない』の事実上のサントラ盤。劇中の各登場人物にインスパイアされた楽曲を収めたイメージアルバムである。各曲にはそれぞれ登場人物の名が併記されている。

■2003/08/13(水)作家の肖像
アニメ版『ブギーポップは笑わない・ブギーポップ・ファントム』は、小説版『ブギーポップは笑わない』の後日談。

■2003/08/14(木)死すべき理由
戦う理由とは死すべき理由でもあって、戦いの運命を受容した者には死が待っている。しかし、虚人の名を持つナイトウォッチ<ヴルトムゼスト>を駆る鷹梨杏子は苛立っている。

■2003/08/15(金)“ジョー、君はどこに落ちたい?”
石ノ森章太郎の『サイボーグ009・地底帝国ヨミ編』(初出1967〜1968)のラスト。主人公のサイボーグ009島村ジョーは、衛星軌道上の魔神像のなかで黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)の首領を倒し、魔神像を爆破する。


戦争は終わった、何が残ったのか?
【文芸・その他】レトロスペクティブ・フォー・ライフ

■2003/07/18(金)“イッツ・オール・オーバー・ナウ、ベイビー・ブルー”
1965年7月、ニューポート・フォーク・フェスティバル。ボブ・ディランは初めてエレキ・ギターで演奏し、観客のブーイングを受けて退場する。

■2003/07/19(土)形骸の戦士、および“タルカス”
エマーソン、レイク&パーマーの2作目『タルカス』(1971)は、キース・エマーソンの着想による架空の怪獣“タルカス”をテーマとした組曲で構成されていた。「空隙を埋める情熱が失われようとするとき、ぼくの想像の“タルカス”も消失するのだろうか?」

■2003/07/20(日)キュリオシティ・キルド・ザ・キャット
“好奇心がネコの命取りになる”好奇心の果てには退屈がある。退屈を埋め合わせるに手っ取り早いのが消費である。消費の果てにはドラッグとセックスがある。ドラッグとセックスに溺れる者に待ち受けるのは死である。

■2003/07/21(月)万民の万民による万民のための殺戮
大日本帝国の崩壊によるアノミーと、1960年代全世界に起きた既存の価値観の崩壊と、バブルとその後の失われた十年の軌跡によって会社や学校の共同体(ゲマインシャフト)崩壊と、この三重苦(トリレンマ)の影響が現在及び未来の日本をすさまじい無秩序に放り込んでいく。

■2003/07/22(火)往生際のカフカ、または無伴奏ソナタ
「オイオイ日記を全部消してしまおうってんじゃねえよな」
「君はぼくのマックス・ブロートにでもなりたいのか?」
「いいやあんたのメフィストフェレスでありたいと誠心誠意思うがね」

■2003/07/23(水)ガリア戦記、または“スペース・オディティ”
生者と死者。裏切りの報酬の支払人と受け取り人。曖昧な記憶に対して疑問を抱く者。妄想か陰謀か。認識と構想に至れり。「それにしてもカルタゴは滅ぼされるべきである」と、大カトーが云う。

■2003/07/24(木)ランチェスター撤退戦
アフガンにつづき、イラクにおける非対称戦(ここではゲリラ戦)に突入しているアメリカにとって、フセイン氏の息子・長男ウダイ氏と二男クサイ氏の遺体写真公開という戦術が妙手であるとは限らない。

■2003/07/25(金)言論の非対称戦
小沢一郎に電光石火の手本を見る思いがする。組織票・地方組織を持たない自由党(小沢党首の個人政党)のじり貧を解消する一手であろう、と下記のニュースに思う。

■2003/07/26(土)辺境からの出撃
カエサルはガリアからローマのあるべき未来を見据えた。石原莞爾は満州から日本のあるべき未来を展望した。辺境からもっとも先進なる胎動がはじまることがある。

■2003/07/27(日)“ドント・ドリーム・イッツ・オーバー”
オーストラリアのバンドには、なぜかその国柄にふさわしい素朴なバンドが多く、ぼくは好んで聴きました。『ノックは夜中に“Who Can It Be Now?”』『ダウンアンダー“Down Under”』


マーケティングとは消費のオートメーション化の技法であった。
【文芸・その他】カス消費者のためのマーケティング講座

■2003/03/03(月)ピンク・フロイド/壁に反響する叫び
戦争もイメージとして消費されるところまで落ちぶれたのか、と感嘆しつつ大量消費社会について考察していきます。

■2003/03/04(火)ルビコンを渡り、世界一周24時間
ネットによる情報革命の行き着く先は、ホッブスの『リヴァイアサン』にある法と秩序が確立する以前の野蛮なる者たちの争い“万民闘争”への逆戻りであろうと思っています。

■2003/03/05(水)スローフードではなく、スロウフードを!
規格大量生産のコストにはムダも含まれる、ということをまず理解してください。セントラルキッチンで一括して調理され一定の時間が経てば廃棄します。どんどん使って捨ててください。そうしないと会社潰れますから。

■2003/03/06(木)白昼夢を抜け、ぼくらは夜間飛行する
ブリット・ポップの雄ブラーの4枚目のアルバム『ザ・グレート・エスケープ』(1995)は、大逃亡どころかどこにも逃げ場のない人間模様をこれでもかと表現していた。

■2003/03/07(金)さよなら、黄昏のレンガ路
レンガで始まったのでレンガで終わらせようとしてみた愚行である。堕落するだけ堕落すれば必ず飛翔と昇天を余儀なくされるものだ。

■2003/03/08(土)福音(エヴァ)と預言(もののけ)どちらが許されざるラストか
芸術作品もメインであれサブであれ市場性を持たなくてはいけない。とくにサブカルチャーはその傾向が顕著で「少年ジャンプ」あるいは「ハリウッド」的マーケティングを強要されることも多い。


人は望んで洗脳されることもある。
【文明・思想】デマゴーグを考える

■2003/06/29(日)サンクチュアリ囲い込み運動
来年は『ソレントへ帰れ』のIWC総会ではあるが、日本にしてみれば外堀も埋まり内堀も、の観である。ちなみに表題についてであるが、サンクチュアリとは、聖域の意味であるが、ここでは捕鯨の禁止海域を指す。

■2003/06/30(月)確信犯の余塵
最近では、確信犯の意味が間違って捉えられ用いられている、と云う。法的に間違っていても、理念的に正しいと思っているなら敢えて犯罪を犯すのが、“正しい確信犯”である。

■2003/07/01(火)パロールからラングが生まれる
確信犯に己を正当とする論理がある。その論理を主張し、追究するための道具として言語があった。そして言葉はすべてのはじまりであった。

■2003/07/02(水)壮大な釣りを楽しむ
発言にも報道にも人の行動には意図がある。それを見抜ける人とそうでない人はいる。自分は見抜いていないのでは、と思うなら迂闊な返答や行動は慎むべきだが・・・。

■2003/07/03(木)おかえりサハフ
「コミカル・アリ」ことサハフ元情報相が無事帰ってきたことを素直に喜ぶ。米軍が彼を放っておくのは、彼がイラク兵を死地に追いやったが、米兵はひとりも殺していないからか。

■2003/07/04(金)その後のフリーダムフライ
不買運動というと『タバコボイコット運動』とか『日貨排斥』とか歴史の教科書でしかお目にかかったことがなかった。貿易摩擦華やかなりしころの日米といえど不買運動は効を奏しなかったのだが・・・。

■2003/07/05(土)弱気なデマゴーグ
今やデマゴーグらしいデマゴーグといえば北朝鮮をおいて他にない。それは巧妙であるとかではなくてド素人にも分かり易いという点においてである。いわば初心者向けデマゴーグである。

■2003/07/08(火)ひとつに束ねて
ホロコーストが、西欧の根底にあったユダヤ人差別に起源を持つなら、ドイツ一国だけが鈎十字の十字架を背負うことなど出来はしないし、ドイツの思想家も巧妙に「ドイツはナチスというテロリスト集団に国を乗っ取られていたのだ」という論法を採る(しかない)。

■2003/07/09(水)さあ、自分の位置を再確認しよう
捕鯨ネタの後日談として。“捕鯨禁止を訴える類いの人”それは、凡人には下記のなぞの物体のように理解しづらいかもしれないが、思考の手順さえしっかりしていれば一応理解は可能であること。


高級官僚がノブレス・オブリージとなるとは限らない。
【文明・思想】愛国心とゆとり教育と出生率低下を考える

■2003/06/14(土)子らでなく、教師らにゆとりを与えよ!
最近のほかの人のトピックにゆとり教育と出生率低下を扱ったものが散見される。また昨日の日記中のゆとり教育による階層分離に関して感想もいただいた。

■2003/06/15(日)“退屈な普遍”へようこそ
ゆとり教育と(従前の平等を標榜した)詰め込み教育の併存がもたらす弊害とはどんなものであろうか。

■2003/06/16(月)茫洋とした不安と過酷な試練
“退屈な普遍”は、不可分としてのテーゼとアンチテーゼの両者とも立ち腐れてしまった時代の現象である。

■2003/06/17(火)老いたる霊長類の国への賛歌
つぎに出生率低下について復習する。死を前にうち震えるぼくらには愛が必要だ。愛がなくなればぼくらは生まれ出づることができないからだ。

■2003/06/18(水)アイはさだめ、さだめはシ
つぎに愛国心について復習する。愛国心の登場の背景は、ゆとり教育の連関から見た場合では“教育の自由競争の結果、社会は分裂し協調性がなくなる怖れがある。

■2003/06/19(木)あのうんざりするほどの夏への扉
やや強引ながらもまとめに入る。ノブレス・オブリージを育てるために必要な社会背景とはなにか。一般人が教育によって身につけるべき目的合理性について。そしてそれらによる教育が不可能かもしれないという状況について。

■2003/06/20(金)国家は無慈悲な夜警の王
冒頭にかざるはデュルケームのこの言葉「社会は個人の算術的合計ではない」まずもって社会全体に必要然るべき教育と個人に必要然るべき教育は違うことを理解しなければならない。

■2004/01/18(日)自己実現と云う名の自己破壊
自己実現とは自己破壊を伴う他者からの承認作業にほかならない。世間一般での自己実現とはなにか? 多くの女性たちが仕事で自己実現をはかりたいと云う。これがぼくにはどうしてもわからない。


ソクラテスは毒を仰ぎ、スパルタクスは剣に斃れた。
【文明・思想】創氏改名を考える

■2003/06/03(火)妄言ネガティブキャンペーン
毎日新聞は読売・朝日に比べて部数がもともと少ないのに(部数を減らしているともっぱらの)朝日新聞の追随をする編集方針では経営に打撃を与えるのではないか?

■2003/06/04(水)創氏改名の争点
創氏改名の争点は、強制力があったかなかったかに集約される。この点従軍慰安婦の争点と似通っている。もっともこれらの前提なしに日本を絶対悪とする人もいるが、それは考慮しない。

■2003/06/05(木)わざわざお金を払って創氏改名した朝鮮人
ある人々のために、親切にも創氏改名に関する政令を載せたのだが、読書子に云われてみれば今さらながらにして、ある人々に対する罠を仕掛けていた、ということでしかないとわかった。

■2003/06/06(金)死せる校長、国旗・国歌法を成立さす
事物の経過によって問題がふくれあがるものの適切な対処ができずにいると、そこから派生した突発的な事態の発生によって新たな法律がつくられる。ある意味北朝鮮のおかげで有事法が成立したこともまた事実だ。

■2003/06/07(土)“悪法もまた法である”か“不正な法は法ではない”か
嫌いな法に従う(毒を仰ぐ)か、それとも法に従わない(剣を取る)か。その死への意志は自由な選択である。

■2003/06/08(日)自由の対価は死である
「私は奴隷の平和は選ばない。断固たる決意を持って抵抗する」
6月5日参議院・武力攻撃事態への対処に関する特別委員会での小泉首相の発言


依存と被依存の共生関係を知る。
【文明・思想】ウチナーンチュを考える

■2003/05/08(木)ウチナーンチュの起源
ある人々がいて、反核を唱えるが、北朝鮮の核保有宣言に対してはデモのひとつも組織できない。クラスター爆弾の非人道性を唱えるが、空港でテロに等しい行為を犯して反クラスター爆弾キャンペーンにみずから花をそえる。

■2003/05/09(金)ウチナーンチュの請願
下記のニュースは、明示的に経済制裁はしないが、事実上のそれとしての摘発であろう(摘発された商社の社長の名前から、総連に近い在日であることはほぼ間違いない)。

■2003/05/10(土)ウチナーンチュの貧困
貧困に喘ぐ者にも矜持はある。しかしそれは度が過ぎれば滑稽である。さらに滑稽なのはその矜持に自家中毒してしまうことである。独裁者である金正日はその矜持がフィクションであることは承知していることと思うし、そう願いたい。

■2003/05/11(日)ウチナーンチュの甘えの構造
たとえば在日というマイノリティであると宣言した時点で差別は生じる。それは避けがたい自己のアイデンティティ確認のために支払う代償のようなものだ。おおよそ機会と危機は同義なのだ。

■2003/05/12(月)マイノリティの論理のからくり
思えば脱北者に関する意見をトピックにしたとき、批難を受けた(と思われる)がそのときの彼らへの反論は今も有効であることがよくわかる。彼らには一定の反論パターンが存在している。

■2003/05/13(火)マイノリティの情緒
内政は外交に直結する。有事法制の成立如何は北朝鮮への圧力になり、拉致被害者奪還のための意思表示のひとつとなるだろう。またマイノリティは外国と結びつきやすい。それが北朝鮮のような国家であれば国内に害を及ぼすだろう。


グーテンベルグの活版印刷とルターによる聖書のドイツ語訳の結果とは?
【文明・思想】文明と野蛮を考える

■2003/04/11(金)オレは緊張の下で己自身を反復する
「それはそうだ。目覚めると悪夢に変わっていることはよくあることさ」
「だが決定的に崩壊することもないんだねえ」
「ああ、またオレは緊張の下で己自身を反復する」

■2003/04/14(月)陥落のメトロポリスで
1927年のフリッツ・ラング監督作品『メトロポリス』(ドイツ映画)は、近未来のバビロンたる超高層の摩天楼に暮らす特権階級と地下都市で10時間労働制を強いられる労働者階級の対立を軸に進行する。

■2003/04/17(木)王様が裸であることを大人たちは知っている
童話やわらべ歌には痛烈な社会批判が込められていることもしばしばだ。威風堂々と王様が裸で行進する。臣民はみなうやうやしく裸の王様を迎える。子供が叫ぶ「王様は裸だよ!」

■2003/04/18(金)畏怖と拝命
アメリカは全世界の人々の支持など求めていない。アメリカが求めているのは人々の畏怖であった。反戦の叫びは、猛獣の前の草食獣のいななきに似ている。反戦の叫びは、運命の受容のための通過儀礼でしかない。

■2003/05/16(金)奇妙な共存と退屈な失血
非対称戦はつづく。アメリカの軍事力は引き続き強大化する。その強さの根源たる情報化社会は進行する。社会の二極分化も深く進行する。それでいて日々の生活はどこまでも単調になる。

■2003/05/17(土)ビザンツ皇帝とモンゴルの大ハーン
帝国であるアメリカと叛徒であるテロリストの奇妙な共存関係はロシアにも影響を及ぼす。フランスではムスリムによるテロが起きる可能性はそれほどないだろう。

■2003/05/18(日)ソビエト帝国の滅亡と生命力の減退
第3次世界大戦としての冷戦は、チャーチルの鉄のカーテンの演説(1946年)あたりを宣戦布告とすれば、ベルリンの壁崩壊(1989年)まで足掛け40年近く戦争していたことになる。

■2003/05/19(月)エロスとタナトス、あるいはリビドーとデストルドー
『太陽の帝国』(映画1984)でも知られるJ・G・バラード原作の映画『クラッシュ』(映画1996)では、自動車事故の衝撃や事故による傷にエロスを見い出し、その虜になってしまった人々が登場していた。

■2003/05/29(木)楽園の彼方へ
シオンの山に帰りし人が暗殺せらるる日に聴きしライムと、また往きては帰る人の営みと試みに想う楽園の在処について。


アメリカ人の中に篤実なピューリタンと貪欲な仲買人を見る。
【文明・思想】 ピューリタンを考える

■2003/03/31(月)意志の勝利
ナチス・ニュルンベルク党大会の記録映画『意志の勝利』は、ベルリンオリンピックの記録映画『オリンピア』と並ぶレニ・リーフェンシュタールの不朽の傑作である。

■2003/04/01(火)ジョージ・W・ブッシュの天路歴程
偏向報道を批判されて首になったアーネット記者(かつてピューリッツァー賞も受賞)の再就職先がセンセーショナリズムを売りにする大衆紙であるというのは皮肉なもので。

■2003/04/02(水)彼奴は“鉄の側面”を持っている、と王子は云った。
ブッシュ大統領のみならずアメリカ人全体の宗教的側面を無視してはいけない。そのひな形であるピューリタン革命とクロムウェルについて。

■2003/04/03(木)レボリューションNo.9
革命は輸出される性格を持つ。国内での血みどろの内乱が凍結されると、その暴虐は雪崩をうって外征という形で流れ出す。

■2003/04/04(金)アホとマヌケの共鳴現象
最低限の知識を持たなくては智慧を発揮することはできない。止めはせぬから以下の注意事項をよく読むように、ということ。

■2003/04/05(土)カミカゼのルール
あなたがもしも愛国心の発露として侵略する敵と戦いたいと銃をとろうとする。しかし徴兵されなかった場合、そう簡単におこなってはいけない。

■2003/04/05(土)バグダッドの門は開いた
イラク人が戦後の政治参加を有利にするためにはサダム・フセインに対するレジスタンスをアピールする必要がある。

■2003/04/07(月)バース党の死とイラク国民の創生
バース党は、アラブ民族主義を背景にシリアにおいて誕生している。けしてイスラム原理主義ではないことに注意。


正義を理解しようとする者は神仏の領域に足を踏み入れねばならない。
【文明・思想】正義と独善を考える

■2003/02/18(火)パンドラの箱の中の正義
この世のありとあらゆるものが閉じ込められている箱があって、ある者が好奇心からその箱を開けてしまった。するとあらゆる災厄と絶望がこの世に飛び出してしまった。

■2003/02/19(水)“動くな、死ね、甦れ”福音を呼ぶための資格
人は不安なものでできている。不安な思いに満ち満ちている。だれかの思いに共感して安心する。地位とか身分とか自らに不自由を与えて安心する。なにもかも決めてくださる神を信じて安心する。

■2003/02/20(木)たったひとつの冴えたヤリ方
正しいものを定める本質的な義があるとして、それは揺るがしがたいもので神が創造したものを発見しているだけなのか、それとも変わり行くもので人が法則に従って発明していくものなのか、ということを論じている。

■2003/03/01(土)ネガティブ・ハッピー、ポジティブ・クライ
最初に肝心なことを云うが、裁判官がもしも判例のない裁決を求められたとき、究極的には自己の良心に従って自由に判断して良い。これがどれほど驚異的なことかわかるだろうか。ようするに神に等しい権限を与えられているわけだ。

■2003/03/02(日)では、きみの正義は正しいのか?
油のための戦争はするなと反戦活動をしている人は、ではその運動の元締めの金がどこから出ているのかと考えたことがあるのだろうか、反戦活動でだれかが必ず利益を得るはずだ、それはだれだ?

■2003/03/02(日)けど 金がすべてじゃないなんて きれいには云えないわ
表題は尾崎豊のアルバム『回帰線』の一曲“ダンスホール”から。イラクが弾道ミサイルを差し出して廃棄が進むのは、独裁者の頭に銃が突き付けられているからということを忘れたわけではあるまい。

■2003/04/08(火)正義の行方
正義がわからなくなってしまった人のために。一応の戦争の終局(イラク軍とイラク政府の組織的抵抗は終わりつつある)に際して、戦争であれなんであれ、それをおこなうための正義について。

■2003/04/15(火)自分の良識を疑義なく信じている人々
自分の良識を疑義なく信じている人がいて、投票率が低いことを憂いて関心を持つように、と云う。自分の良識を信じる人は、もしも自分の意に沿わない候補が大量得票で当選したら、一般の見識を批難するのであろうか。

■2003/04/16(水)マニフェスト“明白なる運命”デスティニー
アメリカの侵略は、マニフェストデスティニー(明白なる運命)に拠っている。それぞれの国にも侵略のマニフェストがある。そして選挙にまつわるマニフェストという新しい流行りについても。

■2003/05/30(金)すべての徒党は圧力団体である
「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」略して「救う会」が圧力団体ではないか、と心配する人がいる。いいや断言しよう、心配する必要などない、と。「救う会」は明らかに圧力団体である。

■2004/01/05(月)リトマス紙としての靖国
靖国神社は、人々の(宗教的立場ではなくあくまでも)政治的立場をあらわにするという意味でリトマス試験紙の役割を果たしている。しかし、それは宗教性の乏しくなった近代人の限界をも示しているのかもしれない。

■2004/04/11(日)虚実の弾丸、虚実の怪物、虚実の世界
90年代のヒップホップはギャングスタ・ラップだった。言葉の弾丸が現実の弾丸に容易に代わるこの時代のラッパーに、黒人武装結社ブラック・パンサーの闘士を母に持つ2PACがいた。1996年9月13日の金曜日、その夕刻に彼は死ぬ。


虚無に等しい虚空にこだまする。
【文明・思想】平和主義者を考える

■2003/02/13(木)人間の盾は撃ってよし!
湾岸戦争の際は在イラクの外人(日本人も含む)を使った人間の盾をやっていて、さかんに人質外交がおこなわれていました。また同じ手か?

■2003/02/15(土)明日なき逃亡
自衛権についてと自分から逃げてしまう人についての考察。自衛権とはなにか。自国を守る権利である。自国民の生命・財産を守る権利である。自国と自国民の利益が損なわれようとするのを防止することである。

■2003/02/16(日)平和なんていらない!
今日簡単に取り上げるのは、次の点。戦争の本質はなにか。また戦争がないから平和だと云うのは間違いであるということ。1分たりとて平和ではないことに気付かず、人に利用されていることにも気付かない平和主義者について。

■2003/02/17(月)反戦世論に迎合する人の妄想と思考停止
すでに目端のきく人はイラク戦後や北朝鮮をどうするか、米英日と仏独に分かれた世界情勢の30年ぐらいの動きを想定しているというのに、今さら戦争反対といわれても平和主義者のお気楽さには呆れるばかりだ。

■2003/02/17(月)“クォ・ヴァディス”平和のために殉教せよ
暴虐のローマ皇帝ネロはおのが都に火を放ったといわれる。皇帝はその犯人をキリスト教徒であるとして彼らをとらえ処刑しはじめる。その狂乱の中、かつて弾圧を恐れキリストを否認したことのある臆病なペテロはまたも逃げ出そうとする。その彼の前に不思議な男があらわれる。

■2003/02/18(火)パンドラの箱の中の正義
この世のありとあらゆるものが閉じ込められている箱があって、ある者が好奇心からその箱を開けてしまった。するとあらゆる災厄と絶望がこの世に飛び出してしまった。

■2003/02/19(水)“動くな、死ね、甦れ”福音を呼ぶための資格
人は不安なものでできている。不安な思いに満ち満ちている。だれかの思いに共感して安心する。地位とか身分とか自らに不自由を与えて安心する。なにもかも決めてくださる神を信じて安心する。

■2003/02/20(木)たったひとつの冴えたヤリ方
正しいものを定める本質的な義があるとして、それは揺るがしがたいもので神が創造したものを発見しているだけなのか、それとも変わり行くもので人が法則に従って発明していくものなのか、ということを論じている。

■2003/03/19(水)アホでマヌケな平和主義者
ブッシュと彼を支持するアメリカ人を揶揄する前に我が身を振り返るべきなのは、平和を唱えるだけの人ではないか。

■2003/03/20(木)いまこそ声高らかに戦争礼賛!
小泉支持の根拠は?と、訊ねられたらどう答える。「もちろん雰囲気です!」そう云ってください。『なにかやってくれそうだから』の雰囲気だけでぼくらは彼を支持してきたのだから。

■2003/03/21(金)平和主義者の“幼年期の終わり”
さてここ数日の日記に対して批判的なコメントもいただいた。そういった反応がくるのを半ば意図して表題を付け本文を書いたのだからそれは良いのだが。ただしである。

■2003/03/23(日)反米主義者全員集合!
人にはコミュニケーションとソリューションが必要だ。どちらかが欠けてもいけないし、どちらかに片寄ってもいけない。コミュニケーションとは、ソリューションの解決のために意識を共有することである。ソリューションとは、コミュニケーションの過程で認識される意識にはじまる。

■2003/03/24(月)ひとは理解したいのではない、安心したいだけだ。
平和主義者のうちの反米主義者の人が『内政不干渉の立場から反戦=反米』という論理を展開するのではと予想していましたが、早くもそういった意見が散見されるようになってきました。

■2003/03/25(火)タコツボのなかで勝利宣言
サダムの援軍のお願いは、モスクワにおける冬将軍到来のようにバグダッドにおける熱砂将軍到来なのだろうか。

■2003/03/26(水)彼らはノルウェイの森に棲んでいる
ビートルズの楽曲『ノルウェイの森(Norwegian Wood)』の題名にまつわるこんなエピソードがある。Norwegian Wood のWoodは、単数形であるから「(ノルウェイ産の木材でつくった)家具」だという。

■2003/03/27(木)日本版ネオコンの誕生
戦争の被害の最たるものは、人心の荒廃ではないか、とすら思えてくる。今まで穏当だった左翼系の知識人が、ブッシュ大統領を罵倒するに到りその感慨を深くする。前から反米を唱えてきた過激な人などはついに狂気を超えて日本版ネオコンと化してしまった。

■2004/05/06(木)己自らに任じて責めを負う
自己責任を書き下すならば“己自らに(それを)任じて責めを負う”となる。一番重要なのは“それ”をいかに選ぶかであって、責任を負うか負わないかではない。


命を大切に、しかし魂を省みぬ人が増えたなら。
【文明・思想】命と魂を考える

■2003/02/02(日)半旗をかかげよ、されど将来の最善のために現在の最悪を
まずシャトルの乗組員に哀悼を捧げる。さてその後の情報にあるように離陸時の左翼損傷が事故原因だとすれば、どうだろうか? 現行のシステムを一から作りなおすことを考えなければ、改善し立案すべき対策のポイントはこうであろう。

■2003/02/07(金)命の価値は金によってはかられる(劇薬注意!)
今回も劇薬です。現実を認めたくないと云う人はお勧めしません。英雄として讃えられる死と市井の人の普通の死とどう違うのか疑問を持った日記が何件かありました。

■2003/02/10(月)ぼくらができる死者への正しい冒涜(えひめ丸事故2周年に寄せて)
ぼくらが彼らの死をも利用していることを解きあかして、正しい冒涜と供養の在りかたを述べます。

■2003/02/23(日)ぼくらはやっぱり人の死に差を付けている(地下鉄の車内で、場末のクラブで)
スペースシャトルの事故で死んだ人たちにだけスポットライトを当てて悲劇だというのは、市井の人たちの死とのあいだに差別を設けている、と特に左派傾向の強い人たちは云っていた。

■2003/02/24(月)ぼくは記号・・・虚無の罠
アメリカという記号、韓国という記号に対して、人から与えられた情報の範囲でしか物事を語れない、与えられたイメージの質量でしか物事を見れない。

■2003/03/18(火)シ者の代弁者(死せる“人間の盾”に敬意を表して)
アメリカの二大政党のうち民主党はユダヤ寄りで、共和党は反ユダヤでアラブ寄りであるという事実は忘れないでください。

■2003/03/22(土)人命は地球よりも軽い、軽い、軽すぎる!
人の命を利益の天秤にかける世界にぼくらは生きている。平和主義者の言説に多いのが「人の命は地球よりも重い」というものがある。人命に関する現状認識の明らかな誤謬と思う。


多数派と少数派は容易に位相転換できるのか?
【文明・思想】マイノリティを考える

■2003/01/21(火)かき消される在日の声
まずは政治的孤立を深めていくであろう在日(韓国・朝鮮人)について及び彼らの政治的センスのない甘えた要求と予想される今後について。

■2003/01/22(水)死せるMLK(キング牧師)を足蹴にする生けるGWB(ブッシュ大統領)
マーチン・ルーサー・キング(略してMLK)とジョージ・W・ブッシュ(略してGWB)というマイノリティのために戦うふたりの話。

■2003/01/23(木)素晴らしき哉“マイノリティ・ミュージック”
今回はまずカート・コバーンはなぜ死んだのか? 「坊やだったからさ」だけじゃないですよ。90年代のロックが、なぜグランジ/オルタナであったかをひも解きながらマジョリティとマイノリティの共生関係を見てみます。

■2003/01/24(金)マイノリティVSマイノリティ
ヒスパニックがマイノリティのマジョリティになった。そこで昨日に引き続いて音楽評論(今日はロックとヒップホップ)からマイノリティとマイノリティの対立を考えていく。

■2003/01/25(土)マイノリティの甘えの構造
構造改革特区という構想に地方が乗ることはけして悪いことではない。だがけして良いことでもない。ただ忘れてはならないのはこれが中央からの構想であるという事実だ。

■2003/01/30(木)脱北者を擁護するのはナイーブだ!(劇薬注意)
これはみんなが口にしないけど心で思っているモヤモヤであろうかと思います。このへんをしっかり見ないであとでツケを払うのは非常にイヤだったりします。(劇薬注意!)

■2003/01/31(金)自分の論理の“からくり”にからめとられた人の悲劇
このニュースに関して述べた前日の意見は入れ食いだったようですね。そこで、ぼくの意見を批判している、と思われる日記を書いている方もいるようです(もちろんコメントをつけてリンクを貼っている方々ではありません)。


世界最古の職業を尊ぶ。
【文明・思想】売買春を考える

■2003/01/17(金)警察のアンチフェミニスト宣言
警察が堂々とフェミニストに対して宣戦布告しているわけですね。すわ『男たちの反乱』か? 女子中高生とサラリーマン中高年どちらが失うものが大きいのか? 普通に考えればサラリーマン中高年だよなあ。

■2003/01/18(土)フェミニストは男を去勢する〜中学生買春Jリーガーが選手復帰〜
こうしてフェミニストにとっての不倶戴天の敵がピッチに戻ってくるわけです。 フェミニストはJリーガーがのうのうと社会復帰をするのを看過するのでしょうか?

■2003/01/19(日)出会い系が世界を席巻する
日本で携帯によるネット接続関連ビジネスが先行したこともあって、「出会い系」が日本特有のものかと思う向きもいたわけだがそうではなかった、と。

■2003/01/20(月)売買春を需要と供給で考える
経済学ではディマンドサイド(需要側)とサプライサイド(供給側)のどっちを重視して経済政策を取るかという議論があります。


未だ発揮されざる世界最大のムスリム人口の力。
【外交・地政学】インドネシアを考える

■2003/05/21(水)和平は破れた
インドネシアのアチェをめぐる和平協議が決裂して、内戦が再び激化する様相を呈してきたが、次回からできる限りその背景と今後を詳述しよう。

■2003/05/22(木)インドネシアの混迷の原因
前日引用のニュースとは前後するが、東京でインドネシアのアチェ州をめぐる和平協議がおこなわれていたことを知る人は少ないのではないだろうか。

■2003/05/23(金)国家売ります(東ティモール独立1周年)
今回はアチェと類似したケースということで東ティモールをとりあげる。東ティモールは独立1周年を迎えた。ポルトガルの植民地であったこの日本の長野県もしくは四国程度の面積の土地をインドネシアが併合したのは、1975年。

■2003/05/25(日)インドネシア国民の創生(皇紀2605年8月17日)
今回はインドネシアの独立前後を取り上げる。映画『グッドモーニング・バビロン!』(1987)では、トスカーナの聖堂建具職人の兄弟がアメリカに渡り、苦労の末にハリウッドで仕事にありつく。

■2003/05/26(月)多様性のなかの統一
今回はインドネシアが腐心する国家の統一について考える。インドネシアの国章ガルーダ(神鷲)が、その両足につかむモットーは『多様性のなかの統一』である。

■2003/05/28(水)交錯する海洋国家の思惑
今回は各国の思惑を簡単にまとめる。アチェの思惑はもちろん分離独立である。アチェ州は、オランダ領東インドのなかでも20世紀初頭まで独立を保っていた地域だった。


反米の旗手は西欧文明を維持できるのか?
【外交・地政学】フランスを考える

■2003/03/12(水)幽囚のプロメテウス
ぼくの誤算、海洋国家と大陸国家の戦いの始まり、平和主義者がアメリカに石油を渡す、フランスの背水の陣、そして文明の『ファウンデーション』を。

■2003/05/14(水)フランスのイスラム化
動物権論者であるブリジッド・バルドーが、ムスリムの流入を危惧するという腑に落ちない点については言及しないにせよ、この「フランスのイスラム化」がイラク戦争時の反米に影を落としていたという関係性はあるのだろう。

■2003/07/06(日)フランスの“世俗主義”
下記のニュースは、フランスがいかにイスラム化しているかの証左でもある。だからといって世俗法制定で、ムスリムがおいそれとスカーフ着用を止めるわけがない。

■2004/03/07(日)野蛮な来訪者
スカーフ禁止でターバンを巻いたシーク教徒がデモ行進をする。国是である人権宣言が宗教より勝ると大統領は云うに違いなく、革命の権威はあがないの血で高められてきた。


在韓米軍の撤退は反米を利用する。
【外交・地政学】朝鮮半島を“どう料理するか”考える

■2003/02/28(金)朝鮮半島を“どう料理するか”考える
朝鮮半島情勢で頭に叩き込んでおかなければならないことはいろいろあるので整理しながらすすめていこう。

■2003/04/19(土)唇亡びれば歯寒し
“唇亡びれば歯寒し”とは、春秋時代に生まれた故事成語であるが、毛沢東が朝鮮戦争に参戦するときに引用した言葉としても知られる。

■2003/04/20(日)棍棒を持って穏やかに話そう
アメリカの26代大統領セオドア・ルーズベルト。彼には数多くの業績とエピソードがある。テディベア誕生のきっかけとなった狩りの話は有名だ。

■2003/04/21(月)在日アンダーグラウンド
松浪議員に関して、簡単に状況証拠を集めてみる。これがどう朝鮮半島と東アジア情勢に関連するかは各自で考えること。政治家は基本的にその地域の利害の代弁者である。

■2003/04/22(火)婉曲と迂回“ラウンドアバウト”
外交とその条約は微妙な婉曲表現の宝庫である。外交文書の文言に関して紛糾した例。と、いうとポツダム宣言をめぐっての『黙殺(おそらくignore)』が有名。

■2003/04/23(水)燃える朝焼け
バリ島で自国民をテロの対象にされたオーストラリア。確実にアングロサクソン軍の一員として大活躍。非核を貫くニュージーランドとは対照的である。

■2003/04/24(木)こわれもの
日本が、交渉によって期待するところの第一は拉致被害者すべての奪還だろう。だがそれを外国人の思惑に委ねていてかなうものではない。結論からいえば解決しないだろう。するにたる要素が見当たらない。

■2003/04/25(金)汚辱に満ちた世界へようこそ
人はアンダーグラウンドに近づきたくはない。汚辱に満ちた世界に触れたくはない。しかし朝鮮半島問題に関わる以上アンダーグラウンドは避けて通れない。闇は確かにそこにあるのだ。

■2003/04/25(金)北朝鮮の核が斜め上を飛んでいく
ぼくはまた同じ轍を踏んだのか、韓国の大統領選のときのように。忘れていた、彼ら韓国人・朝鮮人が常識の斜め上を飛んでいくということに。だれか教えてやってくれ、たった1、2発の核ではアメリカに対する威嚇にもならないということを。

■2003/04/26(土)沈黙の反核
あれだけ反米・反戦を唱えていた輩もこの問題に関してはスルーしていくだろうことも容易に想像は付く。しかしながらこの問題をスルーしたいのは左派だけではない、右派もアメリカもそうだったりするのだ。

■2003/04/27(日)在韓米軍、ソウル放棄す“総員退却せよ!”
南東部の釜山・大邱は、慶尚南北道の都市で朝鮮戦争時の最終防衛線でもありました。ソウルの南にある京畿道の烏山・平沢までということは、ソウルの中心部である漢江以北から撤退することになります。


イギリス人のあの渇いた笑いはどこから来るのか?
【外交・地政学】イギリスを考える

■2003/02/11(火)イギリスはアメリカの茶坊主になったのか
イギリスのアメリカ追随にイギリス国民は反対してるが、エスタブリッシュメントは意に介さない。イギリスの国益はアメリカとともにあるのか?

■2003/02/14(金)サッチャリズムの成功とトレインスポッティングの誕生
映画『リトル・ダンサー』は、炭坑労働者を父と兄に持つビリーがバレエ・ダンサーを志す話だ。時代は1984年サッチャーと労組による炭坑ストのまっただ中、父はビリーのために仲間を裏切りスト破りをする。

■2003/02/22(土)イギリス製造業の滅亡
イギリスはかつて世界の工場と呼ばれた。しかしその地位はアメリカ・ドイツに奪われ、いつしか日本が世界の工場となった。そして日本は今や中共に工場を移転している。

■2003/03/13(木)トーリー(アイルランドの無法者)どもの落日
イギリスの2大政党保守党・労働党のうち、保守党の歴史は古く名誉革命前にまでさかのぼる。ようするに日本でいえば元禄時代に当たる。

■2003/03/14(金)保守党の分裂・ドライとウェット
イラク情勢をめぐって、誰の目にも明らかに海洋対大陸の構図が見えてきました。これは西欧文明の成長と維持のために『蛮族を排除するか』それとも『蛮族と融和するか』の大きな思想的対立でもあります。

■2003/03/15(土)情報を操る影の帝国
引用記事の国際戦略問題研究所というのはいわゆるシンクタンクのことです。シンクタンクは、政策などを打ち出すブレーン集団です。このシンクタンクを生み出したイギリスの背景を探ります。

■2003/03/16(日)大英帝国の成立まで
イギリスの歴史を振り返り、海洋国家の地政学に基づいた戦略を考える。イギリスの世界戦略は明確である。なぜなら一度ならず実現しているからである。

■2003/03/17(月)大英帝国の滅亡まで
大英帝国を維持するためには、インドの防衛とインドに到るルートを確保することが至上命題になります。

■2003/03/18(火)大英帝国の戦略を考える
国連がなんらかの世界連邦政府であると早計してはならない。何度でもいうが国連は、話し合いの場のひとつでしかない。

■2004/02/11(水)ハットフィールドの悲劇
2000年10月17日12時23分頃、ロンドン発リーズ行Great North Eastern Railwayの特急列車がハットフィールド駅の南で脱線。死者4名、負傷者70名の惨事となった。


ランドパワーとシーパワーは対立しているか?
【外交・地政学】オーシャンズVSコンチネンタルズ

■2003/02/01(土)ドイツの3B政策は生きている
現在の世界はオーシャンズ(海洋連合)VSコンチネンタルズ(大陸連合)となっている。チーム・オーシャンズ(米・英・日+豪)チーム・コンチネンタルズ(仏・独+露・中・加)大体こんなチーム分けです。

■2003/02/03(月)日陰のカナダ、アメリカに叛旗をかかげるか
今日はアメリカの影にいつも隠れているカナダの話。『はんき』は『はんき』でも反乱の叛旗をかかげるカナダの行方は?

■2003/02/05(水)ヨーロッパの火薬庫、鎮火
かつて汎ゲルマンと汎スラブの対決の舞台となり第1次世界大戦の導火線となったこの地からその終焉の話題。なんといっても大陸国家同士は消耗しすぎとアメリカの超大国化でもう戦争はしそうにない。

■2003/02/08(土)ドイツのありがたくないジンクス
ドイツの外交が抱える本質的な問題はあまりにも早く反米の方へと、新航路を取り出したことによる不具合だ。仏独主導のEU内の結束と米主導のNATO内の結束がヨーロッパの分裂の原因となっている。

■2003/02/09(日)ぼくらは平和のために戦争しなければならない
ドイツが戦争反対なのは単純に世界平和を祈念しているからではないということ。平和を重視して自由を軽視して、また平和を実現する為には戦争に勝利しなければならない矛盾を考慮しない平和主義者についての指摘。

■2003/02/12(水)ヤンキー・ゴー・ホーム!(ヨーロッパ編)
NATOの盟主はアメリカであることは周知の通りです。盟主に対する反逆行為をアメリカは看過するわけがない。

■2003/05/15(木)“失われた十年”はなぜ失われたか
韓国・盧武鉉大統領が訪米しているが、この左派の大統領をブッシュ共和党政権が信頼しているとも思えない。現在の韓国外交の迷走ぶりは、李氏朝鮮の末期を想起させられる。

■2003/05/31(土)合衆国のエンパイアルート
米軍の韓国・沖縄からの再配置の検討を考える限りは、中期的には朝鮮半島から満州までと沖縄から台湾までの防衛線(の一部)を日本が肩代わりさせられることになるだろう。

■2003/06/01(日)上海機構の誕生
上海協力機構は、中共と中央アジア4カ国のあいだでおこなわれていた上海5の拡大版ということになる。

■2003/06/02(月)ポーの国
ポーといってもフジテレビ系列で放送していた『ストレイシープ』ではありません。ポーランドのポーは平原という意味だそうです。ポーランドは直訳で平原の国となります。

■2003/06/13(金)かくてふたたび中原の戦いを
フランスがサミットに中共を引き込むのは妥当ではない。列強のなかで西欧文明の直系・派生・転換した国家のみがサミットに入る。中共は西欧文明ではないし、列強ですらない。

■2003/06/21(土)吟遊詩人らよ竪琴をつま弾かせよ、将士らよビルマ争奪戦をはじめよ
弓矢の弦をはじいたとき、戦いの緊張をほぐす音色が響く。それが竪琴の起源とされる。小学校低学年のころ『ビルマの竪琴』の感想文を書かされた記憶がある。

■2003/07/07(月)クレイジーダイアモンズ
かつて取り引きされた貿易品にちなんで穀物海岸、象牙海岸、黄金海岸、奴隷海岸とそれぞれ名付けられたアフリカ大西洋岸は、現在ではダイヤと武器のバーター取引が通例となっていた。

■2003/07/12(土)ダライ・ラマ窮地に立つ
中共とインドはネパールとミャンマー(ビルマ)でつばぜり合いをしていると判断していたが、インドのほうがやや不利な状況にあったことはたしかだ。

■2003/07/13(日)アフロセントリシティ
かつてぼくが、ヒップホップと云えば暴力的で危険なモノという固定観念を持っていた頃。ネイティブ・タンの登場は、ぼくのなかの違和感(ぼくの周りに暴力も危険もなかった)を晴らしてくれた。


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